継続ができないという状態はたった一つのシンプルなことで解決できるのではないかという仮説

あなたが何か新しいことに取り組む際、

例えば

・筋トレ
・ダイエット
・ブログ
・ビジネス

等々何でも良いのですが、最初だけ凄くやる気がある状態で
その熱量でいろいろ必要なものを買ったり
サービスに契約してみたりしたはいいけど

結局続かなくてすべて無駄になってしまったなんて経験はありませんでしょうか?

せっかく始めたのにもったいないですよね。

なぜ続けることができなかったのかを考えたときに
「自分が怠惰だから」とか「自分には才能がなかった」などと

自分の能力不足のせいにしてはネガティブな思考がグルグルして

さらなる自己嫌悪と自信喪失に繋がっているかもしれません。

ですが継続できないのは当たり前で、自分が怠惰で才能がないからではなく
本来持っている脳の機能をうまく使いこなせていないだけだったらどうでしょうか?

人間のほとんどが持っている脳の仕組みを適切に使えば何でも継続できるのではないか?

この仮説を思いついた私は、検証のために妹と協力してフィットネスジムを契約した結果
共に1年半継続して通い続けることができました。
(ジムの1年継続率はたったの4%と言われています)

病気のため現在はもう退会していますが、その後に始めたニンテンドースイッチのフィットネスゲームである
「フィットボクシング2」も同じ仕組みを使って購入日から現在まで33日継続できています。

これらのことが継続できたのは私たちに才能や根性があったからではありません。
私も妹もまだ20代であるにもかかわらず仕事は10回近く辞めていますし、楽しそうだと思って買ったゲームですら2ヶ月でやらなくなります。

自他ともに認める超が付くほど飽き性なのです。

それなのにジムを1年で辞めていく大多数の96%ではなく、継続するごく少数の4%の中に2人とも入れたのでしょうか。
その理由をお伝えします。

継続するのに必要不可欠なのは神経伝達物質「ドーパミン」を出すこと

飽き性なのに何故フィットネスジムを1年半も続けることができたのか?

それは脳内で「ドーパミン」を出し続けたからです。

たったそれだけ?と思うかもしれませんが、本当にたったそれだけしかしていません。

ドーパミンを知らない方のために軽く説明すると、

運動調節・ホルモン調節・快の感情・意欲・学習などに関わる神経伝達物質

のことです。

ここでは主に快の感情、言い換えるならば「快楽」に重きを置いてお伝えしていきます。

つまりは、快楽が欲しいがためにジムに行き続けたのです。

ドーパミンは、健常者であれば何もしていなくてもある程度は常に出ているのですが、
特に

・楽しいことをしているとき
・目的を達成したとき
・他人に褒められたとき
・新しい行動を始めようとするとき
・意欲的な、やる気が出た状態になっているとき
・好奇心が働いているとき
・恋愛感情やときめきを感じているとき
・セックスで興奮しているとき
・おいしいものを食べているとき

に多く出ることが研究によって分かっています。

想像してみてください。
これらのことをしているとき、あなたはどのような感情でいるでしょうか?
「楽しい」「嬉しい」というような快の感情になっているのではありませんか?

そしておそらく、「また欲しい」「またしたい」と思うかと思います。

人は、一度得た快楽を再び得ようとする性質を持っています。
この誰もが持っている仕組みを私たちは利用しました。

ドーパミンの具体的な出し方

この方法はどの分野でも応用可能ですが、分かりやすくジムで例えますね。
ジムに行って運動するまでには、非常に大きな乗り越えるべき壁がいくつもあります。

1.ジムに行こうと思うこと
2.運動に必要な靴や服を用意すること
3.身支度を整えること
4.ジムまで自転車をこいでいくこと

文字にすると非常に簡単な内容ですが、ハードルがめちゃくちゃ高いのです。

「めんどくさい」

この感情が私たちの行動のハードルを一気に引き上げます。

どうすればこのハードルを越えることができるでしょうか?
答えは非常にシンプル。

「めんどくさいけど(ドーパミン欲しいから)行きたい」

自分の気持ちをこの状態にすることです。

先ほどの4つのハードルを使って自分の脳からドーパミンを出してみましょう。

1.ジムに行こうと思う
→行こうと思っただけで偉い!と褒める

2.運動に必要な靴や服を用意する
→行こうと思っただけですら偉いのに準備までしたの凄い!と褒める

3.身支度を整える
→行動力凄すぎてヤバイ

4.ジムまで自転車をこいでいく
→最早神では・・・?全世界が賞賛すべき行動。凄すぎる

このように細分化されたタスクを1つ達成する度に全肯定で褒めに褒めまくると

気が付いたらジムに到着しています。

タスクを完了する&褒めてもらえることでドーパミンが出るので、

もっと欲しい
もっとだもっと!

となるわけです。そしてまた同じ工程を繰り返してジムに行きます。

これらに努力や根性や才能は必要でしょうか?
いらないですよね。

強いて言うならば褒め言葉のボキャブラリーが多いほうが良いかなってくらいです。

依存症のメカニズムをうまく活用する

さて、このメカニズムどこかで聞いたことはないでしょうか?

そう、これです。


依存症が起こる原因はドーパミンが関係していると言われています。
依存症と言われるとすごく悪いもののように聞こえますが、
周りを見ているとみんな何かの依存症です。

・スマホ
・YouTube
・ソシャゲ
・SNS
・音楽
・ゲーム
・ギャンブル
・アルコール
・タバコ
・糖分
・カフェイン
・セックス
・恋愛

などなど他にもたくさんあるかと思います。
みんなドーパミンが出ているからやめることができず、ついついまた欲しくなってしまうのです。

あなたにも、思い当たるところはあるのではないでしょうか?

依存することは悪いことで病気だと言われがちです。

自分の周りにゲームやギャンブルやアルコールに依存している人がいたらきっとドン引きするでしょう。

また、自分が当事者だった場合、「このままではだめだ」と思うかもしれません。

ですが、なぜ依存症が起きるのかを分析してうまいこと利用すれば
周りから「すごい」と言われるような人になります。

また、成功体験が得られるのですごく前向きになれます。

同じ仕組みであるはずなのに、自分自身と周りからの評価が180度変わるのです。

日常生活の中で、どんなことでもいいので何か一つでもやめることができないことがあるのであれば、

ほんの少しの工夫で何でも継続させることができます。

やることはたったこれだけ。

継続したいことを決める

タスクを細分化し、一つ一つを完了して褒めちぎる

嘘かと思うかもしれないですが、本当に効果絶大なので試してみてください。

自分に自信がついて、人生変わりますよ!

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